キャッシングとクレジット現金化、どっちがいい?比較してみた
手元に現金がない、急いで現金を手に入れたい、そんな時に便利なのが、キャッシングとクレジットカード現金化です。
キャッシングとクレジットカード現金化のどっちがいいか、メリットとデメリットを比較してみましょう。
キャッシングとクレジットカード現金化の違い
キャッシングとクレジットカード現金化
どちらもあなた名義のクレジットカードを利用して、行うことができます。
キャッシングというのは、クレジットカードのキャッシング枠を利用し、クレジット会社からお金を借ります。消費者金融で借金するのと同じです。
ただしあらかじめ決められた限度額の範囲であれば、新たな審査などなく、即時現金を手に入れることができるのが、消費者金融、いわゆるサラ金との違いです。
クレジット現金化と呼ばれているのは、クレジットカードのショッピング枠を利用します。現金化業者指定の買い物をし、そのキャッシュバックまたは買取によって、現金を手にします。
クレジットカード現金化と比較したキャッシングのメリット
キャッシングには、5万円キャッシングしたら当然5万円手に入るというわかりやすさがあります。
5万円欲しければ5万円引き出す。それだけでいいんですね。
ところがクレジットカード現金化は還金率、手数料などがあるため、5万円のショッピング枠を使っても5万円が入金される訳ではありません。
還金率と手数料について知らない方のために説明すると、還金率というのは使ったお金(ショッピング額)に対して換金される、つまり手元に戻ってくる現金の比率です。
例えば1万円の商品を購入し、90%の還元率でキャッシュバックされると、あなたの手元には購入商品+9,000円が残ります。
手数料というのは、現金化業者に支払うもので、還金率とは別なので注意が必要です。
実は悪徳業者の中には、この手数料を20〜30%という高い金額で設定していて、還元率が90%でも実際受け取る金額は60%ということがあるんです。
このような悪徳業者のせいで、中にはクレジット現金化に対するマイナスなイメージを持っている人もいるでしょう。
その場合は、キャッシングの方が安心感を持てるでしょうね。
ただしこれは業者選びがそもそも間違っています。
優良業者なら違法性もなく、このような目にも遭わず、安心・安全に利用できます。
クレジットカード現金化と比較したキャッシングのデメリット
5万円キャッシングしたら5万円手に入ると説明しましたが、キャッシングは返済時に金利が上乗せされます。
つまり手にする現金も多いが、支払いも多くなるんです。
またキャッシングは「借金」扱いになるので、やりすぎると信用情報機関にマイナス情報として記録されてしまう恐れがあります。
これは長い目で見ると非常にリスクが高いです。
将来、
家や車のローンを組みたい
学費ローンが必要
開業などここ一番という転機に大きなお金を借りたい
病気や事故など家族や自分に予想外の問題が起き、借金が必要
クレジットカードの限度額を増やしたり、ワンランク上のカードを持ちたい
こう思った時に、信用情報でアウトになることもあるからです。
この点、現金化自体は「借金」扱いになりません。
なので信用情報機関に記録される心配は一切ないんです。
また、キャッシングは利用限度額が少額です。
いわゆるゴールドやプラチナでない、色なしと呼ばれる一般カードなら、限度額は10〜30万円が一般的です。
その点、ショッピング枠の限度額は、一般カードでも100万円というのがざらにあります。
なので枠さえ残っていれば、極端な話、100万円利用も可能ということになります。
もちろん、還元率や手数料があるので100万円には届きませんが、キャッシングよりはかなり大きな金額を現金化できます。
まとめ
ショッピング枠を利用してのクレジット現金化、キャッシング。同じクレジットカードを利用する現金入手法でも、この2つには色々な違いがあります。
どっちがいいか考えあぐねている人のために、それぞれの最も重要なメリットとデメリットを比較しました。
高い金利を後々払うことになり、場合によってはそれを支払うためにまたキャッシングやクレジットカード現金化を利用するという自転車操業になりかねない。
そう考えると、どっちがいいかというと、クレジット現金化のほうが安全ではないでしょうか。
とりあえず至急現金が欲しいというときは、より多くの現金が手にできるキャッシングのほうがいいように思えます。
ですがショッピング枠の残りが、自分の必要な金額に足りるのであれば、むしろ今手元に入る金額よりも、のちに支払わなければならない金額を重視したほうが安全です。
クレジット現金化とキャッシングどっちがいいかと聞かれれば、それぞれにメリットとデメリットはあるものの、クレジット現金化のほうがおすすめですね。